Flæskesteg. 2011年9月9日
Posted by Noel in グルメ, Danmark..add a comment
こんにちは、orangeです。更新が滞っていてすみません…。
この夏からアパートでの一人暮らしを始めたのですが、その関係でアイルランド時代以来の自炊ができるようになり、日々自分の食べたいものを作って食べられるという幸せな食生活を送っています。
基本は限られた食材で和食を作る日々なのですが、最近お客様が来たときにデンマークの伝統料理とも言えるものを作ったので、その紹介をしたいと思います。
その名もFlæskesteg:フレスケスタイ。
一言で言えば、デンマーク風・豚肉のオーブン焼きです。
そもそもはこれはクリスマス料理なのですが、パーティーなどでも見かけることがあり、一種のご馳走扱いです。とはいってもそんなに作るのは難しくはないのですが、仕上がりは確かに豪華に見えます。
用意するのは豚肉のロース、塊で一つ。
リブロースでもいいのですが、そうするとリーベン・スタインという若干違う名前になります。(ちなみにフレスケ=ロースでリーベン=リブロースです。)
このフレスケスタイ用の肉がスーパーで売ってるのですが、写真の通り皮膚までついているのが特徴です。日本だとこんなのまずないですよね…。そして切れ込みが入っています。
まず最初に、この切れ込みがきちんと皮脂の層の一番奥まで入っている必要があるので、包丁で肉が始まる部分まで切れ込みを入れなおします。
次に耐熱バットにお肉をひっくり返して置き、皮脂がひたひたに浸かるくらいまでお湯を張ります。そして160°Cに温めておいたオーブンに約20分入れます。
そしてここがポイントなのですが、皮脂の部分に塩をたっぷりとすり込みます。とにかくガッツリと塩を使うのがポイント。この塩が多いほど仕上がりがカリカリになるのです。
そして230°Cのオーブンで約一時間、様子を見ながら焼きます。
表面はカリッカリ、中はジューシーに。皮の部分は、本当に歯がたたないくらい硬くなります(笑)
今回ソースは粉末から作ったべアルネーズソースを使いましたが、ブラウンソースや醤油でもよさそうです。
特に美味しい料理のないデンマークですが、このフレスケスタイは(豚肉が主要産業の国だけあって)かなり美味しいです。そしてチャーシューの代わりにラーメンに浮かべても美味しいという裏技も。デンマークにお越しの際は是非御試しあれ。