2009年2月28日
Posted by Noel in 未分類.add a comment
最近よく母と話をするようになった。
色々と話を聞いていると、なんだか妙な偶然が重なっているように思えてくる。
四月から始まる仕事が、
僕が生まれてからすぐに亡くなった祖母の夢だったらしい、とか
そのことから母が密かに自分の子供である僕に望んでいたらしい、とか。
そんなこと全然知らなかったんだけど。
何か、例えば生まれながらに体に刻まれた血の記憶みたいなものがあるような気がしてくる。
自分の意思で何かを成し遂げたようで、全部こどものころに
真っ白な紙の上に乗せられた両親のてのひらから、言葉ではなくて、優しく伝えられたものを
その名残を求めて自分のてのひらでなぞっている、のかな。
それでも、海外での旅行や生活を通じて
自分が新しく真っ白な紙の上に積み上げてきた絵の具の層のようなものが
確かに自分の選択の上に色を形作っていること、
その先に完成する絵には自分の意思が介在していること、
そしてそのベースには自分の先に生きていた血族の記憶があること。
鎖
うん、生きてるっていいな。
そう思えるようになったことが一番の成長。
感情の凪 2009年2月16日
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という自分の性質は
いつの日か大きな問題を呼び入れると思う
街の灯
GHIBLI. 2009年2月11日
Posted by Noel in 未分類.add a comment
男の背中。
もうやる気満々で写真いっぱい撮るぞ!と勇んでカメラの充電とかしていたのです。
が、しかーし!館内は基本的に撮影禁止、というわけで写真がほとんどありません。
しょぼーん。
例外は上のロボット兵と、レストラン的な存在であるカフェ・麦わらぼうしだけ、なのです。
↓
この三鷹の森ジブリ美術館はローソンで予約をしてチケットを入手しなければいけないという手間がかかるということで
微妙に行きにくい感じがしていたのですが、人数制限されている分それほど混雑もせず、ゆっくり見てこられました。
¥1000でこれだけ盛りだくさん楽しめる場所はないのではないかというくらい大満足!
美術館と銘打ってはいるもののお子様でも十二分に楽しめるように工夫が施されており、
アニメーションの歴史から宮崎駿手書きの原稿、
そして建物内部の装飾にはジブリ名作の名シーンを再現したステンドグラスが使われており、
特に魔女の宅急便とハウルが大好きなorangeは大興奮。
オリジナルの15分短編フィルムが見られたりするのもポイント高し、です。
ロシア人の団体客さんもいらっしゃっており、海外でも関心度が高いことをうかがわせておりました。
外観はこんなかんじ。
かぜよみ / 坂本真綾 2009年2月5日
Posted by Noel in 詩・詞.add a comment
春に生まれたせいかしら
たねが飛んでくみたいにすぐ
遠くへ行きたくなる
まだ見ぬ場所へ
風に運命ゆだねたカザミドリ
目的地を示し続けるコンパス
何を持って行けばいい
何を置いて行けばいい
旅立ちの朝
変わることを恐れながら
ここに留まりたくもない
いつもとよく似た静かな目覚め
さようならと背中を押した君
また会えると声にならない私
重なってた道がまた
ふたつに別れている
はじまりの朝
ひとりぼっちは嫌なのに
ひとりで行かなきゃ意味がなくて
寂しさに足が止まっても
まだ帰れないの
風と共に海を渡り
日の出に導かれて歩こう
いくつもの出会いと別れ
その先に
私を待ってるものがきっとあるから
生まれたとき自分と交わした約束
果たしに行かなくちゃ
だれに聞いてもわからない
この目で
この手で触れるまで
せかいじゅうに散りばめられた たからもの
森のように深く呼吸をして
星の音を聞いて眠ろう
いつか大地に舞い降りて根をおろす
そこが
帰る場所